人混みの中階段を上がると、目の前に広がる緑の芝生…
鼓膜を揺らすのは応援団の太鼓やトランペット…
いや~~~野球場に行きたい!!!!!!!!
こんにちは、広島県出身、好きなプロ野球チームは広島東洋カープのわんこそばです。
オープン戦も始まり、球春到来が待ち遠しいですね…
そして、せっかく野球を見るなら野球場で見たい!
選手が見せる華やかなプレー以外にも試合前後のイベントや始球式、綺麗でカッコいいチアリーダー(カープにはいない)、かわいいマスコット(カープにもいるけどかわいくはない)など、野球場には欠かせない要素はいくつもあります。しかし、何と言っても欠かせないのが…
球場飯
球場飯:野球場で販売される料理のこと。プロ野球チームが本拠地とする球場には甲子園球場の「甲子園カレー」マリンスタジアムの「もつ煮込み」、マツダスタジアムの「カープうどん」など、それぞれの球場特有の名物グルメがある。
そして、球場飯の中でも魅力的なのが選手プロデュースメニュー!
選手プロデュースメニューとは文字通り選手がプロデュースした料理やドリンクなどのことで、主に以下の2パターンが存在します。
①選手自身がコンセプトを考えて、メニュー化するパターン
②球場内にあるチェーン店のメニューから選手好みのトッピングを選んだり、組み合わせを選んでセットメニューにするパターン
しかし、広島東洋カープが本拠地とするマツダスタジアムの場合、エームサービス株式会社という食品会社がスタジアム内すべての飲食店での料理提供を担当しているため、①のパターンのみしかありません。
そして、広島東洋カープの場合はオフシーズンに選手からメニュー案やおおよその方向性を聞き取り、選手が試作品を食べながら味の詳細やトッピングについて吟味して、実際に発売されます。(その様子は広島東洋カープ公式YouTubeチャンネルからご覧いただけます! 広島東洋カープ公式 - YouTube)
ここで、昨年発売されたプロデュースメニューのうち一部を見てみましょう。
栗林選手 モンブランパフェ
坂倉選手 桜ストロベリーシェイク
秋山選手 マグロカツ入りカレー
田中選手 おはぎ
野間選手 やみつきピリ辛旨ダレ唐揚げ
お気づきになりましたか?そうなんです!選手プロデュースメニューは単に選手の好きなものを販売するだけではなく、※名前・愛称や出身地、選手にまつわるエピソードなどを絡めて考案されているんです!
※「栗」林選手→モンブランパフェ
愛称が「サクラ」「サク」の坂倉選手→桜ストロベリーシェイク
横須賀出身の秋山選手→マグロカツ
お子さんがアレルギーを持っている田中選手→アレルゲンに配慮したおはぎ
野間選手→過去に好評だったメニューの復刻版
ここで、ひとつの疑問が浮かびました。
当てられるのでは!?
というわけで今回は2024年度の広島東洋カープ選手プロデュースメニューを予想していきましょう!
ルール
全選手分考えるのは難しいので、私の「推し」である末包選手、堂林選手の2人に絞り、各選手を徹底的に分析して2024年度に販売されるであろうメニューを考えていきます!
①末包選手
基本データ:社会人野球の大阪ガス出身で、188cm/112kgという体格を生かした力強いバッティングが魅力の外野手。入団2年目となる2023年シーズンは出場試合数65試合ながら11本のホームランを放った。
そしてここからプロデュースメニューに使えそうな情報をリストアップしていきます!
・その体格から愛称は「ジャンボ」
・チーム1の大食いで、大学時代はデカ盛りの有名店「二代目 蝦夷」に通っていた
・2022年のオープン戦では鈴木誠也そっくりなフォームで打席に立ち、混乱した(私が)
・↑の試合で特大ホームランを打ち、TVで見ていた私とその友人全員がファンになった
・奥さんはいとうせいこうの姪で、いとうせいこうとは親戚関係にある
以上5つの情報から、球場で販売されそうな料理と組み合わせたメニュー案を考えてみます!
①ジャンボやきとり (愛称「ジャンボ」から)
②大盛焼肉丼 (二代目 蝦夷でのお気に入りメニュー、2㎏の焼肉丼から)
➂焼きそば (2021年の鈴木誠也選手プロデュースメニューから)
④アチアチ小籠包 (「アーチ」と、苗字の「包」から)
➄キューブ高級食パン (いとうせいこう→ビットワールド→マスーニョ・ンバッカリ ズムーチョの連想と、昨今の高級食パンブームから)
⑥カプチーノ (初めて名前を見たときの「泡沫っぽい」という印象と、2023年に末包選手がプロデュースメニューとして販売した※「コーヒーカクテル」から)
※
そして、脳内選考と脳内にいる仮想末包の修正を経て実際にプロデュースメニュー(予想)となったのは…
選考理由:「ジャンボ」という愛称からデカ盛り系のメニューにしたかったが、ご飯もの、麺類などでデカ盛りにしてしまうとお子さんや女性ファンが完食できない恐れがあるから。また、原価が高くなることを防ぐため比較的安いうえにボリューム感を演出しやすい「つくね」となった。
②堂林選手
基本情報:2010年にドラフト1位で入団し、2012年、2013年にはオールスター戦にも出場した。2010年代後半は他選手の台頭もあり成績が低迷したが、2020年には規定打席に到達、昨シーズンは夏以降調子を上げ、規定未到達ながら打率2割7分、12本塁打という成績を残した。
それでは先ほどと同様に情報をリストアップしていきましょう!
・愛知県出身で、高校は中京大中京。甲子園ではエースで四番として優勝に貢献
・愛称は「鯉のプリンス」
・2012年にはチーム最多の14本塁打を放ち、侍ジャパンにも選出
・奥さんは元TBS、現フリーアナウンサーの桝田絵理奈さん
・2023年シーズン後半は4番を務め、今シーズンからは選手会長に就任
ここでメニュー案を考えてもいいのですが、今年13年目で、末包選手よりも10年以上キャリアが長い堂林選手。それぞれの情報をさらに深堀りしてみましょう!
・高校時代の愛称は、勝利のみを追求する冷静なプレースタイルから「ベースボールサイボーグ」
・過去には写真集やDVDも販売されたが、その表紙やパッケージには「プリンス」の文字が並ぶ
・2012年は飛びにくいボール「統一球」が使用されていたシーズンで、リーグ内で見ても6位タイの本塁打数だった
・桝田アナのInstagramでは偶に夫婦そろった写真や、堂林選手の好きな食べ物などの情報がアップされる。 枡田絵理奈(@masuda_erina.official) • Instagram写真と動画
・就任発表時のあいさつでは「一丸となって戦っていきましょう」、「(日本一は)僕たちなら必ずやれます」と語った。
では、末包選手よりも深掘りした、これらの情報から実際にメニューを考えてみましょう!
②プリンパフェ (「プリンス」から)
➂レモン冷麺 (「飛ばない」統一球から。酸味が飛ばないように生のレモン果汁を使った冷麺。)
④わらび餅 (桝田アナのInstagramに「堂林家御用達」としてたびたび登場する「安無量庵」の名物から)
➄肉団子入り味噌汁 (就任発表時の「一丸となって」というコメントと、出身地愛知県の名物から)
⑥エスニック焼きそば (山「椒」と、スパイスの「タイム」を使用した焼きそば。応援歌の歌詞ながら、近年では大谷翔平選手のイメージが強くなっている「SHOW TIME」から)
そして、脳内選考と仮想堂林によるチェックを通過し、実際にメニュー(予想)となったのは…
選考理由:女性人気も高い堂林選手なので、デザート系メニューを選択。また、「飲むわらび餅」など昨今のわらび餅ブームも加味して選出。通常のわらび餅にしてしまうと普段食べているであろう安無量庵と味の差が出てしまうため、あえて抹茶わらび餅ベースとなった。ヘルメット型の容器に入れて提供する。
いや~野球について考えていたら、開幕がより待ち遠しく感じてきましたね!
みなさんもオフシーズンはこのように、「プロデュースメニューの予想」という過ごし方をされてみてはいかがでしょうか!
2024年シーズンは、どのような展開になるのか全く読めませんが、この記事を読んでいただいたみなさんには「球場飯」の展開も予想しながら、球場に足を運んで野球を見ていただきたいです!
最後に、この企画を通じて気付いたことがあります。
プロデュースメニュー、学び多~~~~~!!!
選手のことについて、食と合わせながら調べることによって選手の情報を知ることができるうえに、出身地や縁がある土地の食文化、名物なども知ることができるので歴史・地理・家庭科を一度に学べる科目横断授業として義務教育に導入してほしいですね!
~完~