こんにちは、いちひろ2期生のわんこそばです。
マラソン大会、球技大会、学級旗コンテスト体育祭のAnother day of sun…
ペンギンが飛べなくなったように、人間が水かきを捨てたように、いちひろは進化の過程で数々の物を失いました。
その中で最も反響が大きかったと言っても過言ではないのが「食堂」。
我々は食堂の中で友達を作り、思い出を作り、身体を作ってきました。
しかし、その食堂も私たち2期生が6年生(高校3年生)になるタイミングで、何の前触れもなく閉業してしまいました。
食堂にはうどん、そば、味噌汁、カレーなど様々なメニューがありましたが、調理風景を含めて最も印象深いメニューは「ラーメン」でした。
店員のおばちゃんが大きな鍋に入れる麺は、見たことがないような長方形で、良く言えばツルツル、悪く言えば糸こんにゃくのような食感。カチカチに冷凍されているのにあり得ない(早すぎる)茹で時間で提供されていました。スープも塩味とうまみこそあるものの動物の気配がしない、いびつな味わい。トッピングも明らかに一度冷凍されたネギとペラペラの丸いチャーシュー、モヤシとワカメという地味なラインナップ…
250円という値段でなければ絶対に買わない。卒業したら絶対食べない。当時はそう思っていました。しかし、突然目の前から消えた彼らを、私は忘れることができませんでした。
あの味を…もう一度…
食堂のラーメン完全再現レシピ
食堂がないなら作ればいい。グルメ系インスタグラム(https://www.instagram.com/gatsugatsu_tsugawa/)をやってて、YouTubeではラーメンの作り方ばっか見てるしなんとかなるっしょ!
というわけで、いちひろ食堂閉業から3年、いちひろ卒業から2年以上が経った今、記憶だけを頼りに食堂のラーメンを再現していきます。
ここでもう一度、いちひろ食堂で販売されていたラーメンの特徴について整理しましょう。
①麺の食感はつるつる
②麺は冷凍されており、異常な早さで茹で上がる
③スープは動物の骨からダシをとったような深みはない
以上から、いちひろ食堂のラーメンは①②冷凍状態で入荷した専用の中華麺と③何らかの業務用スープの素などを使って作られていたと推論できます。
では、どこのメーカーのスープを使っていたのでしょうか?
ここで、在学中に目撃したラーメンではないメニューの原材料がヒントになりました。
それは、
「うどん出汁」。
※「うどん出汁」とは、30円で販売されていた味噌汁が売り切れた際に代替措置として販売されていた、うどんのスープにネギとワカメを入れた即席スープのこと。販売している現場に居合わせたことは1~2度しかないが、そのレア度から2期生の間では伝説的なメニューとなっている。
この「うどん出汁」に使われていたパックの濃縮スープは常に厨房にストックされており、特徴的なデザインから今でも記憶に残っています。
なんの目星もつけずに市販・業務用の中華スープを試していくのは途方もなさすぎるので、「スープ関連のベースは入荷元を統一している」という仮説を立て、商品パッケージの記憶がある「うどん出汁」を糸口に、使用しているスープを探してみることにします。
ですが、覚えているのはデザインのみ。商品名もメーカーも分かりません。
そこで、私はローラー作戦を実行しました。その方法がこちら。
Amazonで業務用のうどん出汁を片っ端から調べ尽くす!!!
このように調べていくと…
!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これだ!!!
厳密に言えば、おそらくこれよりもう一回り大きいものだったのですが、パッケージのデザインは完全一致。
あの「うどん出汁」は「創味のつゆ」だったんだ…
先の仮説が正しければ、ラーメンスープも「創味」が販売しているものを使っているはず…
というわけで、さっそく検索!
これ…か?
いざ購入!
翌日まで待ちきれなかったので、すぐに買える店はないかとインターネットで検索したところ、業務スーパーで売られていることがあるという情報を手に入れました。
実際に近く(家から往復7㎞)の業務スーパーまで歩いて行ってみたところ…
※店内につき写真が撮れなかったため、AAで再現
あった!!!!
そして、業務スーパー内を散策していると冷凍コーナーで長方形の冷凍ラーメンが売られているのを見つけました。(AAは作るのが大変すぎたので割愛)
それらと具材を購入して家路につきました。
実作!
それでは、購入した商品を使ってあの「ラーメン」を再現していきましょう。使用する材料はこちら!
先ほど一切触れていなかった鶏がらスープの素がありますが、そちらについて説明します。まず、液中華を味見してみたのですが、開封して最初の方はパックの上に浮いている油が多く注がれてしまい、味のキレが悪いように感じました。試行錯誤を重ねた結果、これまた業務スーパーの鶏がらスープの素を少し入れてキレと塩味を足すと食堂の味に近づいたので、開封して最初のうちは鶏がらスープの素を使います。何度か作って油が少なくなったら不要です。
トッピングに関して、たぶん食堂側もこだわっていなかったのであまり注意点はありませんが、ネギは冷凍ネギを使用していたので冷凍ネギまたは冷凍したネギを使うようにしましょう。
また、いちひろ食堂には欠かせない「コショウ」ですが、ブラックペッパーとホワイトペッパーが混ぜられたものを買いましょう。
①液中華60gを丼に注ぐ(最初の4~5回は鶏がらスープの素を小さじ1/2加える)
②麺を軽くほぐしながら1分茹でる
③熱湯360㏄を丼に注ぐ
④湯切りした麺をスープに入れる
⑤冷凍ネギ、茹でたモヤシ、こだわりのない市販のチャーシュー、ワカメを載せる
完成!
いざ実食!
それでは、待ちに待ったいちひろ食堂のラーメンを食べてみましょう!
果たして本当に「あの味」になっているのか!
いただきます
麺の感じ、「ぽい」な~!
SUSURU~
これは…
もう食堂じゃん…
見た目通り、まさしく「あのスープ」と「あの麺」で、完全に食堂の味。目を閉じれば食堂での思い出が鮮明に思い出されます。
そして、家で食堂のメニューを再現すれば、食堂ではできなかった「あの飲み物」とのマリアージュも可能です。それは…
GOLDEN HAMMER Sugar Free
大黒天物産系列で販売中の最高の飲み物「ゴールデンハンマー」と一緒にいただいちゃいましょう!
今回はそのまま飲むのではなく、わんこそばオリジナルのアレンジレシピ「ゴルハンスカッシュ」で「ゴルハン」をさらにおいしくしちゃいます!
ゴルハンスカッシュのレシピ
①グラスに氷を入れて、ゴルハンと炭酸水を1:4の割合で注ぐ
②レモン果汁(国産のものより、安い輸入品の方が合います)を多めに注ぐ
完成!
ではではさっそく…
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ~
美味しすぎて卒倒して、喉が「↑」みたいになりました。
ここで「食堂といえば」のアレンジ、コショウを加えてさらに味にパンチを効かせていきましょう!余談ですが私わんこそばはコショウが好きすぎて毎回食堂のコショウ容器の1/3ほどを使用し、スープまで完飲していました。(一説によるとそれが原因で食堂が潰れた)
それではラーメンにコショウを入れて…
食堂ではドバドバ入れられたけど、コショウって買うと結構高いんだよな…ラーメン本体の味も楽しみたいし、今日は控えめでいくか…
いただきます!
SUSURU~ パート2(←『ごきげんよう』のサイコロで同じ目が2回出たときかい)
卒倒 パート2 パート2(←『ごきげんよう』のサイコロで同じ目が2回出たときかい。が2回出たときかい)
これはうますぎるし、ゴルハンスカッシュも減りすぎてますね~
そして…
完食!全ての食材に感謝を込めて…
ごちそうさまでした。
失礼しました、おいしすぎて「おいしいヤミー」が出てしまいました。
なにはともあれ、家で食堂のメニューを再現すると好きな飲み物や食べ物と合わせることができるし、いちひろ時代の思い出に浸ることもできるのでぜひ一度やってみてください!
お知らせ
この度いちひろOB・OGの非公式交流サイト「桐の木」を設立しました。
「桐の木」ではいちひろ卒業生が作った様々なコンテンツを見ること、そして見せることができます!
来春までは毎週月曜日に私たち編集部が何かしらのコンテンツを投稿するのでお楽しみに!